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AIの著作権問題とSNSでの活用問題をさらっと解説してみる

AI技術は今から何十年より前から、ずっと研究され進化と発展を遂げています。

AIによって生成された画像や動画などの作品の、著作権をめぐる問題が世界でも注目されています。

AIがクリエイティブな分野に与える影響を理解することは、今後のAI活用において重要視する事になるでしょう。

今回はちょっと気になる、AI生成物の著作権についての現状と課題をサラッとお話しようと思います

目次

AIが生成した画像は著作権で保護されるのか?

近年、AI技術の進化に伴い、AIが生成した画像が著作権にどのように影響を与えるのかが注目されています。

この問いに対する答えは一概には言えず、様々な要因によって異なります。

AI生成物の著作権入門

AIによって創造された画像は、通常、著作権の対象外とされています。

これは、生成物が自動的に作られ、作者が存在しないとみなされるためです。

しかし、人間がそのプロセスに介入し、AIの生成物に対して意図的な創造的な要素を加えた場合、

新たに著作権を持つオリジナル作品として認識される可能性がありますがまだ曖昧な部分が多いでしょう。

無断使用はAIがどうというより倫理観の問題でもある

AI生成物に著作権がなくても、著作権がある物を無断で題材に使うのは問題です。

意図的に似せる、例えば多くのキャラを抱えているポケットモンスターのキャラクターの数は

数百種類ありますが会社によって権利が保護されています。

著作権で守られている創作物を、AI画像等で使用し利益を得る事も禁止とされています。

ただ個人での2次使用はOKとされている場合があります。(趣味の範囲内)

著作権の適用は人間の創造性

著作権の適用が適切かどうかは、主に人間の関わり方に依存します。

上記でも触れたように、AIが生成した画像に対して人間が選択、編集、あるいは新たな視点を与えた場合、

その作品は法的に保護される対象となります。逆に、完全に自動化されたプロセスから生れた場合には、

著作権は認められません。

この仕組みは、著作権を守るために人間の創造的な貢献が不可欠であることを示しています。

簡単に言うとこういうこと…

厄介なのは、人間の関わり方で左右されるということ。

AI生成系をお試しになっている方々なら分かると思いますが、プロンプトを何度も試し生成を繰り返しより良い結果に持っていく事は当然ですよね?

それこそ、何十回通り自分の思い描く画像に仕上げるまでに割と時間が掛かります。

こういった過程があっても、仕上がった画像に著作権は認められないという事です。

人間の創造性とはどういう意味?

人間の創造性とは、新しいアイデアや価値を生み出す能力です。

既存の知識や経験を基に、独自の視点で考え、独創的で有用な結果を生み出すことが求められます。

各国の法律の違い

国によっては、AIが生成した作品に対する著作権の扱いが異なります。

特定の国では、AIによる生成物も一定の権利が認められる場合があり、

一方では人間が作成した作品に限って保護される姿勢が強いです。

この法的な違いは、国際的な取引やAI技術のビジネス展開において、複雑な問題を引き起こしています。

日本では、AI生成技術は昔からあるもののここ数年で勢いがつき誰もが耳にし使用することが

増えた為、法律がきちんと制定されていません。

現在、日本では「文化庁」によりAIと著作権についての文書を公開されています。

米国ニュースなどでは、日々AI技術について取り上げらた記事があり「提訴」「訴訟」等色々あります。。

AIモデルの学習プロセスと著作権

AIモデルを訓練する過程は、生成AI技術において不可欠な要素となっています。

このプロセスでは、さまざまな著作物やデータが使用され、最終的な出力が形成されるのです。

しかし、この学習過程においては著作権に関する複雑な課題が存在し、慎重な検討が要求されます。

学習における著作権の重要性

AIモデルのトレーニングには、高品質なデータセットが必要不可欠です。

これには、画像やテキスト、音声など様々な著作物が含まれ、その使用には著作権法が適用されます。

著作物の利用には通常、著作権者からの許可が必要ですが、

特定の条件を満たす場合にはフェアユースとして知られる一部例外が適用されることがあります。

フェアユースの適用は、利用目的や著作物自体の性質などに大きく依存します。

フェアユースとは、米国では一般的に使用されますが日本に浸透していない言葉です。意味は、公正利用や公正使用という訳です。相手の著作権を違法に侵害してないことを主張する場面で使う言葉だそうです。

データ利用時の注意点

AIの学習に際しては、使用するデータの出所や著作権の状況を正しく理解することが重要です。

特に、許可なく著作権で保護された素材を使用すると、法的なトラブルを招く可能性があるため、

適切な利用が求められています。

  • データソースのライセンス:AIモデルの学習に使用されるデータソースが適切にライセンスされているかどうかが重要です。無許可で著作物を使用すると、著作権侵害となる可能性があります。
  • データの利用目的:データがどのような目的で使用されるかも重要です。例えば、研究目的であれば許可される場合がありますが、商業目的での利用には著作権者の許諾が必要です。
  • データの出所:データが合法的に取得されたものであるかどうかも確認が必要です。違法に取得されたデータを使用することは、法的な問題を引き起こす可能性があります。
  • 生成コンテンツのライセンス:AIが生成したコンテンツのライセンスも考慮する必要があります。生成されたコンテンツが元のデータソースに依存している場合、そのライセンス条件に従う必要があります。

上記を見るようにデータは、オープンデータかクローズドデータかで意味合いが非常に変わり信用問題にも関わっているようです。

AI生成会社によりますが、データの出どころを公表していない場合も多くあります。

個人のオリジナルデータに基づいた物であれば、特に問題はありません。

日本の特例とその影響

日本の著作権法で第30条の4により、AIモデルの学習に関する特別な規定が設けられています。

この法律は、特定の条件下で著作権者の許諾なしに他人の著作物を使用できることを認めています。

この特例は、AI技術の進展に伴い新たな可能性を広げるものであり、今後の技術革新を促すことを目的としています。

ただ、著作権者の利益を不当に害する場合は許されません。

※WikiBookよりリンクを貼らせて頂いております。

AIの作品が模倣と認定されるリスク

AIによって創出された作品が模倣とみなされるリスクは、

創作の過程において重要な考慮事項です。以下の点がこのリスクを高める可能性があります。

学習への影響

AIが生成する作品が模倣とされるもう一つの要因は、その学習に用いたデータセットの内容です。

もしAIが多様な既存の作品を学習する場合、生成された内容が元の作品に偶然似てしまうことがあります。

このような状況では、著作権者から権利侵害を理由に訴えられる可能性が高まります。

今年の2024年3月に、生成音楽サイト「SUNO」と「Udio」が大手レーベルにより提訴されています。これは、著作権で保護されていた音楽をで無断で使用し訓練学習に使われていたという物です。訴訟後はニュースで見かけないのでどうなったのか不明です。

法整備の不透明性と倫理観の問題

AI技術は新たな領域であると思われがちですが、実は1950年代から研究されている分野なんですが、

2000年代から急激に発展した為か、法整備が追いついていない部分が多く

模倣」と見なされる類似性がどの程度かは未だに曖昧です。

AIを活用する創作活動において、倫理的責任は非常に重要です。

無断で他者の作品を模倣することは、法的な問題を引き起こすだけでなく、

クリエイターとしての信頼にも影響を及ぼす可能性があります。

今流行っているSNSでのAI動画等について

現在、副業にSNS×AIというのは多くの方が実践していてよく目にするかと思います。

ハマれば多くのお金を稼げる事もある為、バイトより簡単なので気軽に試しているみたいですが実は多くの問題を抱えています。

SNSでのAI活用

SNSを利用してAIを活用した副業は禁止されているわけではありません。

むしろ、時短にも繋がり時間を上手に使う事が出来ます。

AI画像生成で画像を作り著作権フリー音楽を使用し、「睡眠BGM」などをSNSに投稿は数年前から流行っています。

オリジナルであれば問題はありませんし、音楽もフリーであれば副業として収益を頂くことも著作権に引っかかりません。

SNSでAIを活用した問題

AIを活用して、SNSで投稿をしている方が多くいますが著作権ギリギリなものから

明らかに権利侵害しているものまで、様々です。

収益化したいのであれば、ある程度オリジナル性は持たせないとアカウント削除で

済めばいいですが法整備され大量に注意・訴訟なんてことになることだってあります。

私には、恐ろしくて試す気持ちにはなれません。下記はよく見かけている問題を

Q&Aにしました。

よくある質問を少しまとめました

AIで背景を作り、ジブリと掛けわせた物を良く見かけるが良いのか?

ジブリは、世界中で大変人気でありAI技術で背景を差し替えて

スマホの壁紙等でAIと掛け合わせて使われているのを目にします。

収益化されているのであれば個人的にはブラックです。

現段階では、法的にもグレーな為アカウント停止はされていない方が多く、

1から作ったものを、今後消える可能性に怯えながら運用するのは得策ではないのではと思います。

日本漫画のキャラをAIで3D動画に生成するのはどうなのか?

漫画は日本の財産と言っても過言ではありませんね。

日本の方より海外の方によく見られますが、

日本の漫画キャラ(鬼滅の刃や呪術廻戦等)をAIで3Dにし動きをつけ公開している物をよく目にします。

生成AIは海外サイトに多くあるので、著作権のある物を許可を得て学習しているのかが問題になってきます。

私も、ブログを書くのに1枚生成しましたが漫画の人物を入れると似たものが出来てしまいました。

ということは、悲しいかな許可を得ず学習されている可能性が高い?と感じました。

これを収益化していた場合、日本のキャラなので法が整備された場合相当な危険行為ではないかと思います。

同じような動画を見かけますAIだと同じ雰囲気になりますが問題ないのか?

SNS×AI副業のあるあるですが、AIで画像生成や動画生成を行うと

似たような構図の物が出来上がることがあります。

これは、相手の作品からプロンプトを得てる場合がありそこから画像や映像を作る為

似たような雰囲気の動画が大量に増えています。

これは、先程言ってたように生成物に著作権がないので問題にはなりません。

実写の画像や動画をAIで加工してしまう場合は著作権侵害に該当します。

まとめ

AIによって生成された画像の著作権についてはありませんが、複雑な問題となっています。

個人や企業でのAI活用が広まり知らない間に危険を冒している可能性もあります。

文化庁の、著作権についても読む事をおすすめしますが、やはり海外のニュース紙が一番情報としては

早いです。BBCニュースを見てもAI関連のニュースでの訴訟は良く見られます。

SNS×AI活用をして副業を始めようとしていたり既に始めている人は、

今一度著作権に引っかかっていないか「少しなら良い」「みんながやっているからその他大勢でしょ」と

甘い考えは捨てて、問題と向き合う事を考えた方が良いでしょう。

自分のやってきた事が一瞬で無駄になるのもそうですが、倫理観の問題もあります。

大きなプラットフォームで危険を冒すのは、リスクが高すぎますので是非危機感を持ってAIをツールとして

楽しみ、活用してくださいね🤔

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